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2025年08月08日
横浜商科大学

「戦略的経営論1」(内田学教授担当)に、長崎泰道さん(美容師)をお招きし、「イメージと美容〈イメージの力〉」の演題にて講演していただきました。

2025年7月4日(金)の「戦略的経営論1」の授業に、ゲスト講師として長崎泰道さん(美容師)にお越しいただき、「イメージと美容〈イメージの力〉」の演題で、お話いただきました。





講演の概要

 長崎さんは鹿児島市出身で、美容業界の大家の1人である川口和則さんに師事しました。これまで、累計40,000人以上のお客様の髪を切ってきました。内田先生も20年以上にわたり、長崎さんにカットを担当していただいています。長崎さんは、東京ランウェイ?東京コレクションなどのショーにも参加してきました。
 今回の講義では、まず、時系列で見た流行の流れについて説明していただきました。コロナ禍の2020年頃とそれ以降ではかなり流行が異なっていることがわかりました。コロナ後でも、韓国ファッションの時期(2021~22年)、クワイエットラグジュリーが流行った時(2023~24年)、シアー素材やフラワープリントが流行する現在とかなり短期間でも流行の変遷があったことが理解できました。
 次に、美容室を経営することが非常に難しいというお話をしていただきました。美容室を開店して、20年以上生き残っているところは、全体の0.3%でしかないとのことでした。そのためには、売り上げ、客単価と顧客数、店舗の広さと家賃等をどのぐらいにすれば良いのかを実際の数字を入れて、教えていただきました。また、店舗を出す時にはしっかりとそのエリアの研究をすべきことも学びました。商学部の学生にとって重要なお話だったと思います。
 最後に、イメージのお話をしていただきました。自身の見せ方や伝え方により、相手に与える印象が全く異なることを学びました。この知識は、就職活動やそこで行われるグループディスカッションにも大いに有益だったように思います。

 



長崎さんから学生へのメッセージ

長崎さんは、若い頃にお金がそれほど稼げなかった時にも、何とかやりくりをしてロンドンでの研修を受けるための資金を貯めてきました。

「美は細部に宿る」日本にはない技術やイメージ、デザインの考え、自分自身の感覚や視野が一気に広がりました。多くのお客様から支持をいただけるようになったのも、あの時ロンドンで学んだことが大きく影響しています。

今の学生さんたちにも若いうちから、海外にも目を向けて、グローバルな時代に対応できる人になってもらいたいと思います。





受講した学生の声

?美容師は単に髪を切る人ではなく、その人のイメージや自己表現をサポートする存在だという考え方にとても感銘を受けました(3年生、女性)。
?長崎泰道さんのゲスト講義「イメージと美容」を聴き、美容師という仕事が持つ戦略と視 野の広さについて深く考える機会になりました。印象的だったのは「美容師は髪型だけでなく、外見を通して“どのように見られたいか”と いうイメージを作る仕事」という言葉です(3年生、男性)。
?私が今回のゲスト講義で最も感銘を受けたのは、「イメージの力」を経営に戦略的に活用するという視点でした。美容師である長崎さんは、見た目という表面的な要素にとどまらず、その奥にある社会的?文化的?心理的な意味を読み取り、顧客の「内面と外面の調和」を引き出すことが美容師の本質だと話していました(3年生、女性)。
?今回のお話から学んだことは、人は第一印象で決まるといっても過言ではないということです。第一印象が作られる時間はぱっと見3秒、話し方30秒、立ち振る舞い3分というように見た目は3秒で決まってしまうためとても重要な要素になっていることがわかりました(3年生、男性)。

問い合わせ先
横浜商科大学 商学科
内田 学 教授(教員紹介へリンク
発信部署
横浜商科大学 IR?情報メディア部 大学広報係
TEL:045-583-9058 / FAX:045-571-3913
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